一歩引いて・・・
- miyabi 雅 設計工房
- 2016年5月29日
- 読了時間: 5分
みなさん、こんにちは。
雅 設計工房の辻本です。
最近の私の状況なんですが、まあ一応「設計事務所」ということで看板もあげ(実際には看板出てませんが・・・)、自分では図面の依頼があったり、申請のお願いをされたり。みたいな事を念頭において、一般の方々へ家づくりのお手伝いをさせて頂けたら楽しいな~。と思っていました。
で、実際にこんなHPを作ったりして(もうすぐSEO的な事も対策しますが)これから家を建てたいと考えていらっしゃる方々の為に、自分の持てる知識と技術と人脈をフルに活用して、一人でも多く「自分らしい」家づくりをして頂けたら、自分としては本望だと思っています。
はっきり言って、私、センス無いと思ってます。。。。
いつも他の設計士さんの作品などを拝見しては「すごいな~。なんでこんな発想が出来るんカナ~」
「俺にはこんな設計無理やな~。。。」
なんて思いながら、自身のセンスの無さを痛感しています。
そんな事言うと今までお付き合いさせて頂いたお客様が可哀そう・・・みたいに聞こえてしまいますが、
多少そんな風に思う所も、正直あります。
この人は、もっと違う人に巡り合えていたら、もっとカッコいい家に出来たんじゃないかな?
この人は、本当に満足して頂けているのかな?
この人は、これで良かったのかな?
私じゃなければ・・・
おいおい!大丈夫か???みたいに考える時もあると言う事です。
でもね、一つだけ自身がある事というのがありまして、それは何かと言いますと。。。
そのお客様の話を聞いて、自分の事を話して、本当に本当に親身になって、
この人たちの役に立ちたい。
自分が今出せる物は全て出し、自分の全部を見て頂いて、それでダメなら仕方無い。
だから、その為の時間は惜しまないし、全力でやる。
ということです。
当たり前の事なんです。が、サラリーマンをやっていると、そうも言ってられない事が多々あります。
私、一組の打合せで、本当に何も無くても2時間、ちょっと長いかな?で4時間。
今日は納得できるまできっちりやる。となれば12時間とかもありました。
会社はね「もっと効率を良くしないと、仕事回せないよ!」とか「そんなに長い打合せしてたら、お客さんが可哀そう」とか、言う訳です。
確かに間違いでは無いです。なので、その通りですね。と返事します。
「間違って無い事も」含まれているので。
要するに、私の打合せというのは第3者から見た場合「長い」と言う部分がクローズアップされるやり方であるという事です。
でもね、よ~く考えてみてください。
私が意図的に狙って「今日は4時間、今度は6時間・・・」なんて思いながらやってると思いますか?
客観的に見て「長い」と思われているその時間は、私がお客様と一緒に創り上げた「時間」なんです。
だから、お客様も打合せが終わる頃は「疲れた~。。。え!?もうこんな時間!!うそ~」という風に
その時間を私と一生懸命に考えたり、笑ったり、悩んだりしてる訳です。
ですから、3回目位になるとお客さまも慣れたもので、夕方近くから打合せが始まる方などは、手土産ですと言いながら、ちょっとした軽食持参で来られたりします。
なので、最後の打合せの時は、比較的高い確率でしかも奥様から「今日で終わりなんですね。。。」
「とてもしんどかったし、いっぱいやる事あって大変でしたけど、辻本さんとの打合せが終わると思うと、なんかめっちゃ寂しいんですけど。。。」なんてお言葉を頂く事もあります。
これが、私の一番の強みであり、一番の反省材料でもあります。
どれだけ自分がそこへ入り込めるか。どれだけ必死にやれるか。非効率でも、しんどくても。
効率良くスマートに出来ればいいなぁ。なんて、いつも思ってますよ。
やり始めると、結局こうなる。
でも、最後はお客様と一緒に喜べる自分がいる事に満足ですし、お客様に心から感謝しています。
そんな自分を一歩引いた所から冷静な目で見る事が出来れば、もう少し「マシ」な内容に変えていけるんでしょうけど、自分の事は分からないんですよね。悲しい事に。
だから、気付いたんですよ最近。
本当に信頼できるパートナーと、「第三の目」を出し合う事で、お互いの良い所、悪い所をどんどん出して、双方がプラスになればそれでええやんか!って事です。
サラリーマン時代には考えもしなかった事ですが、この考え自体も今の自分を一歩引いた所から客観的に見て、色んな話を素直に聞き入れた結果出て来た事です。
あとは実際それを「誰と」やるか。これがまためちゃくちゃ重要です。
本気で意見を出し合える相手でないと意味が無いからです。
私の「身近で遠い仲間たち」と一緒にやるなら、いつでもOKなんですが。。。
このパートナー選びをしっかりやって、自分も相手も「己を知る」というとても大切な事を切磋琢磨出来れば、また一つ上のステージへ行けると信じてますので、これはとても重要なんです。
これね、みなさんちょっとだけ意識してみてください。
仕事の上でもとても重要な事です。
「己を知る」
こんな会議やってる会社って、きっと伸びるんだと思います。
個人の事だけじゃなく、例えば部署同士で「第3の目」会議みたいな感じです。
自分の事なのに出来ないですよ。自分では。
先日の「今日一日全てに感謝!」以上に難しい事です。
じゃ、どうやったらそれが出来るのか。。。考えてみてください。
これを考えながら日々を過ごしている人と、そうでない人とでは、人生に絶対的な差が生まれると思います。
「もう遅い。」は無いです。皆気付いた時がスタートです。
では、頑張って。私も頑張ります。
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