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私たちが発信すべきもの

  • miyabi 雅 設計工房
  • 2018年7月30日
  • 読了時間: 4分

みなさん、こんにちは。

miyabi 雅 設計工房の辻本です。

今回は、工務店、建築家、設計事務所、ハウスメーカー・・・などなど、

「家」を建ててくれる、考えてくれる所は多種多様で、

お施主様がどこへどんな経緯でどんな物をお願いして「我が家」を建築されても

全く問題ありません。よね。

たまたま覗いた見学会で、営業担当の方と意気投合し、とんとん拍子で

マイホームの話が進みました!

みたいな「人付き合い重視型」の方もいらっしゃれば、

吟味に吟味を重ね、毎週末は目ぼしい住宅地を回り、

とりあえず住宅展示場は全制覇し、気になったメーカーさんの資料が山積みに

なってます!

そんな中から私が選んだのは!!・・・

といった具合に、ひたすら足で情報を集め、信じられるのは自分だけ!の

「ベテラン刑事型」の方もいらっしゃいます。

その他では、有名メーカーブランド志向型や、とにかく雰囲気一発の感性重視型。

自然素材でしか作りたくない。「オーガニック思考型」

なんだかんだ言っても金額でしょ?「予算絶対。安さが全て!」の

「コミコミ金額最重要視型」

いろんな人がマイホームを求めて、どこが一番自分の言う事を聞いてくれるんだろう?

一番失敗しない家づくりが出来るのは、一体どこなんだろう?

そんな何となくボヤっとした感じで「依頼先」を探していらっしゃる方が数多く

いらっしゃると思います。

ここ最近の自然災害が、色んな教訓と、色んな学びをくれていると感じているのは

私だけでは無いと思うのですが、どうなんでしょう?

本当に、本当に怖い思いをされた方が、「次家を建てるとしたら、どうしたいか?」

また、メディアから伝えられる情報を建築に携わる私達は、どう考えて、どんな事を

提供していかなければならないのか?

日本のどこにいても「ここならどんな家でも大丈夫ですよ」なんて場所は無いんです。

どこにいても、何かしらの災害に、いつ巻き込まれてもおかしくない。

それが日本という国なんです。

アジア諸国に目を向ければ、日本ほど地震や台風といった自然災害を考えて、建築の

法律や規制を作って、個人の命と財産を守るべく色んな人が常に考えている。

そんな国は無いと思っています。

それでも、全然ダメなんです。

ちょっと自然界があばれると、どんどん人が亡くなってその度に「なぜ起こったのか?」

みたいな事を繰り返しているんです。

たった一人の身勝手な考えが、その周りの数十人の命を奪う結果を生む。

それを止める事は出来なかったのか?いつも考えてしまいますね。

日々の生活や、環境との共生においてはヨーロッパ諸国からまだまだ学ぶことが沢山あり

日本という小さな国土の中でどれだけの事が出来るのか?は尽きない課題でしょう。

しかし、地震大国ニッポン!台風がしょっちゅう来る国ニッポン。

まず考えるべきは「命の守り方」なのでは?

消防やレスキュー的な事ではなく、「命をまもる家を作るには?」を家づくりのプロと

一緒に考える。

これが、家づくりにおいて、ものすごく順位の低い所にあるように思います。

自然素材も、都会派モダンも、それだけでは「命」が守れないんです。

家の真下の地面が真っ二つに割れたら、それは仕方ないでしょう。。。

家に重さ10トンの巨石が直撃したのなら、それに耐えうる住宅は存在しません。。。

でも、真っ二つに割れる「可能性の高い場所」を避けて建てる事は可能です。

10トンの巨石が襲ってくる「かも知れない」所から離れた場所に建てる事は可能です。

不測の事態とは、そういう事も含め色んな対策を考えた上で「こんな事が起こるのか」と

いう事態が起こる事であり、すべてを想定する事は出来ないという事です。

それに、家づくりには「予算」というものが存在します。

どんなにお金持ちの方であっても、意味のない事に数千万の費用を投じて建築される方

なんて、いらっしゃらないです。

お金を持っておられる方ほど、お金を無駄に使いません。

私たち建築屋さんが、お施主様に本当にお伝えし、一緒に考えなければならない事。

「命」の守り方なのではないでしょうか?

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

では、また次回の記事でお会いしましょう。

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命の守り方

 
 
 

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