イロイロありすぎ。
- miyabi 雅 設計工房
- 2016年11月8日
- 読了時間: 4分
みなさん。
こんにちは。
なかなか難しいですな。。。。続けるということは。
せめて「週一」で。と考えておりましたところ、
気がつけば、もう11月も2週目ですよ!
情けないですが、これが現実。
意志の弱さが露呈しております。
さて、先日知り合いの工務店さんの構造見学会へ応援要員として参加させて頂きました。
この工務店さんは、社長が「現役大工」という工務店さんで、現場と会社の両方をきりもりされてます。
このご時世、「住宅」と一言で言っても、本当に様々な工法や特徴を持たせた物が
世の中に氾濫し、エンドユーザー様も一体どれを選べばいいんでしょうか??
といった様子で、選ぶ側も四苦八苦されているのが実情です。
今回の見学会中に、社長の「大工・社長」仲間の方が、自分のお客さんでタイミングのいい方がいらっしゃるので、ちょっと見学会に便乗させてくれないか?とのお話があり、快く会場をお貸しした一幕が
ありました。
折角なので、私たちもその工務店の「大工社長」を応援し出来るだけみんなで「場」を盛り上げるという一幕もありました。
結果的にそのお客様は「○○さんにお願いしようと思います!」とその場でご決心されました。
そのお客様がお見えになる前にお友達社長さんが先に現場へ到着され、「ちょっと難しい感じの人やねん」と言って、少し心配されていたのですが、
現場でその客様のお話を聞くと、要するに「調べれば調べるほど、色んなものが出てきて、一体どれが良いのか?分からなくなってしまい、どんな話を聞いても「それでいいのか??」と自分で答えを出せなくなってしまっていたんです」と。
「いったい私たちはどれを選べば間違いないんでしょうか?」
そんな気持ちになってしまうのも分かります。
「いろいろ有り過ぎ」 なんです。
でも、それは「物」としての家をとらえた場合の事です。
そのお客様も最後に気付いておられましたが、
確かに人生で一番高価な買い物をしようとしているプレッシャーはありますが、
じゃあ、どれにするのか?を決定する最大で最後の決め手は、
「人」なんです。
うちの家は断熱がスゴイんです!
うちのは耐震性が!
うちのは両方!
商品としての「家」を考えた場合、似たような性能の、似たような材料を使った、似たような感じで出来あがる物は、いくらでもあります。
だから、家を「物」としてとらえ、「物」を買う感覚であれこれ調べたおして、知識だけで判断しようとすると、あれもこれも良いことしか宣伝していない訳ですから、
一般の方が、迷って当然ですし、決められないのは、当たり前。なんです。
自分たちが、この先何十年と住み続けていく「生活の器」を作って頂く時に、
安心して任せられるのは、この人なんだ。
そういう「想い」がなければ、建築会社さんとも上手な付き合いが出来ませんし、
想いがなければ、任せられないという事です。
奥様が、「キッチンメーカーってどんな会社があって、それぞれどんな特徴があって、プロから見てどこがおススメなんでしょうか?」的なご質問があり、工務店の社長が少し困っておられましたので、
内心「こいつはまだ分かっとらんのか・・・」と思いながら、
「LIXIL、TOTO、トクラス、クリナップ、その他奥様が聞いたことも無いようなメーカーまで入れますと、
キッチンだけでも結構な数のメーカーさんがありますよ。」
「・・・・・・」
「工務店の社長と予算などを相談しながら、実物を自分の目で確かめて、ご自身が気に入られた物が
あなたにとって『良い物』だと思います。」
「・・・ですよね。」
情報を手に入れる事は悪いとは言いません。
これだけ物があふれている時代、まずは「情報」。
まちがって無いとおもいます。
でも、その情報が時には自分を苦しめ、自分の感性や目を濁らせてしまうものになり、正確な判断が出来ない「邪魔な存在」になってしまうということを忘れずに。
だから、信じられる、相談できる「人」がいる。ということが一番大切なんです。
当たり前の事しか書いていませんが、一番忘れがちになっていることです。
では、また。次週に。
facebookページの方で、最近の副所長の動向などをご紹介しておりますので、気になる方は
是非のぞいてみてください。
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