自分に勝つ・・・
- miyabi 雅 設計工房
- 2016年6月17日
- 読了時間: 4分
みなさん、こんにちは。
miyabi 雅 設計工房の辻本です。
物事が自分の思い通りに行かなかったり、予定していた事が狂ってしまったりした時、内容によってはとても不快な気分になったり、更にひどくなると怒りが爆発して、誰かと喧嘩になってしまったりと言う事は誰にでもあると思います。
私は基本的に「平和主義」ですので、学生の時から喧嘩はどちらかと言えば縁遠いものでした。
ただ、これは今も変わっていないのですが、自分の事よりも身内や、ごく親しい人に危害が加わる様な事になると「瞬間湯沸かし器」になってしまいます。。。反省すべき点ですね。
危害といっても、なにも殴られるとかそういう事以外でも「危害」は色々あると思います。
自分に起こる事は結構笑ってやり過ごせるので、回りに心配される事の方が多かったりしますが、
例えば、昔母親と出掛けてバスを待っていました。
バス停には結構人が多くて、皆並んで待っていたのですが、バスが到着して乗車し始めた時、私の前に居た母が乗り込もうとした瞬間に、横からヤンチャそうな兄ちゃん達が3人程母を押しのけて乗り込もうとしたそれを目にした瞬間、そいつらの一人の襟をつかんで歩道に投げ飛ばして、「お前ら何考えとんねん。」と転んだ兄ちゃんを睨みつけ、バスの中からこっちを見ている2匹の所へ行き、「こっちへ来い」と呼びつけて、母に謝らせました。
この間、母も回りもドン引き状態で、誰も何も言わない静まり返った車内で2匹の「すみませんでした・・・」という言葉だけが響いて、次の瞬間運転手さんの「発車いたしま~す」というアナウンスで、いつもの車内に戻った。と言う事がありました。
今はさすがにそこまでの事をする行動力はありませんが、20代の頃は現場で土建屋の職人さん達にバカにされながら知識を付けて「知らない自分が悪い」と、自分の事はそう受け止めて黙って話を聞いているのに、いざ可愛がっている後輩が現場で同じ目に遭っているのを見かけると、「ああ!?今何て言うた?どこがおかしいんか、もう一回言うてみ?ホンマにそんなんで役所がウンって言うんか?おい!?おっさん!!お前が責任取るんかい!」と、なってしまうんです。。。怖い怖い。
若いって素晴しい。
一見可愛い後輩をかばっているかのように聞こえますが、この後輩からすれば、現場で実際に造っている人たちの意見や技法を教えて頂いている所へ、変な先輩がしゃしゃり出て別の意見を言い出す。
一体どっちの言う事を信じればいいのか??となりますよね。
で、帰りの車内は機嫌の悪い私と同伴で、変な気を使うし、何もプラスにならないんです。
回りの状況に振り回されて自分を見失うのは、自分に負けているからだと思うんです。
相手の都合で予定を変えられると、相手の事を責め立てて自分を守ろうとする。
相手の事情を理解しようとしないから、自分の立場だけを考えて言葉を発する。
これらは、自分の弱さから出てしまうもの、相手を信じていないから出てくる言葉だと思います。
全ての状況に当てはまる訳ではありませんが、相手を理解し、その問題を一緒に考えれば、もしかしたら「この方が良かった」っていう答えが出てくる時って無いですか?
思いもよらない答えが、思いもよらない状況から生まれる事って、結構あると思います。
それは、「変えられた」イライラやモヤモヤに打ち勝って、前向きな意見から出てくる、とても前向きな答えで、「瓢箪から駒」の様に思ってしまいがちですが、瓢箪から駒を生み出したのは、イライラに打ち勝った「自分の心がもたらした結果」だと言う事に気付いていない人がとても多いです。
まあ、こんな事はある程度人生経験を積んで、それなりに色んな道を歩んでこられた方々に今更どうこう言う事ではないでしょうが、「結果オーライ」やね~。みたいな事って結構ありますよね。
でも、それって冷静に振り返ってみると、あの時あそこでこの判断をした事が今の結果に結びついてる。ということが分かると思うんです。
その「振り返り」が大切で、なぜそう思ったのか?とか、自分を見直す作業ですね。
これをほとんどの人はしない。
なんか、最近説教ジジイみたくなってますが。。。
一瞬の感情に自分が支配されて、全くもってまともな判断が出来ていない。
後から後悔するのは自分なのに。
私もまだまだそんな事の連続です。
自分に勝つ。というのは、結構スポ根的な捉え方をされている方が多い様ですが、日々の生活の中で、イライラする事の中から前向きな何かを見つけられたら、自分のイライラに勝ってますよね。
イライラだけで終わると言う事はイライラに自分が支配されて終わり。です。
そんな時は、欧米人さながらの、すぐさま振り返って「すまない!こんなつもりじゃ無かったんだ!許しておくれ。ハニー。。。」的な切り替えが大事なんです。
日本人は、これが出来ない。
映画やドラマでよく見かけるワンシーン。
ここに、自分に勝つ大きなヒントがありました。
facebookページも宜しくお願いします。ちょっと寄ってってね。
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